医療法人 慈桜会 瀬戸病院

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2023.12.14 内科

帯状疱疹予防ワクチンについて

当院では、帯状疱疹予防ワクチンの接種を行っています。

 

帯状疱疹とは

帯状疱疹の原因は水ぼうそうと同じウイルスで、日本人の成人90%以上の体内に潜んでいます。加齢や疲労、ストレスで免疫機能が下がると、ウイルスが活性化して帯状疱疹を発症することがあります。50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が発症すると言われています。

 

帯状疱疹の初期症状は、皮膚の痛みや違和感・かゆみです。続けて皮膚症状が現れると、ピリピリと刺すような痛みとなり、夜も眠れないほど激しい場合があります。

 

 

帯状疱疹の予防

 

帯状疱疹の予防には、規則正しい生活習慣や適度な運動が大切です。

その他に50歳以上の方(シングリックスに関しては「帯状疱疹に罹患するリスクが高いと考えられる18歳以上の方」も対象として追加)は、帯状疱疹の予防接種を受けることができます。接種ができない人、あるいは注意を必要とする人もいますので、接種については医師にご相談ください。

 

 

 

帯状疱疹予防ワクチン「シングリックス筋注用」について

帯状疱疹の発症を予防できるワクチンとしては、水痘ワクチン「ビケン」と不活化ワクチン「シングリックス」の2種類があり、当院では両方とも接種が可能です。

それぞれに効果や接種回数等が異なりますが、シングリックス筋注用の特徴としては、予防効果が水痘ワクチンよりも高い点です。水痘ワクチンが発症予防約50%であるところ、シングリックスは50歳以上の人で約97%、70歳以上でも90%と、大きく上回ります。

 

予防効果持続期間も水痘ワクチンは5年程度、シングリックスは9年以上持続すると報告されており、免疫持続の面でもシングリックスが優れています。ただ、接種回数は2回必要となり、費用も水痘ワクチンよりも高額です。

 

接種には電話予約が必要となりますので、ご希望の方はお電話にてご予約の上、ご来院ください。

 

 

 

 

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