1949年に開業して以来、当院は地域の周産期医療を支えてまいりました。不妊治療からエコーによる検査、出産や育児の悩みを相談できる助産師相談室、母親同士が交流できる各種教室など、出産前から産後の全期間において、心身共にケアする丁寧なトータルサポートが特徴です。婦人科、乳腺外科、小児科、内科も設けており、婦人科疾患の治療・検査のほか、糖尿病の治療・予防、乳幼児発達や小児心臓など、専門の医師による高度な治療も提供しています。
また、所沢市医師会で周産期医療問題協議会を立ち上げ、地域の周産期医療の安定のための活動も続けてきました。そのかいもあり今では、患者さまを東京の病院に送ることなく、ほとんどの周産期医療が県内で完結できるようになっています。
これからの周産期医療は産婦人科の医師と看護師に加え、小児科や麻酔科といった他科、他医療機関とも力を合わせて取り組んでいく必要があるでしょう。それらの関係者と顔の見える関係を作りながら、今後もしっかりと地域を支えていきたいと思っております。

2024年4月より院長を務めることとなりました。皆様のご支援とご協力を得ながら、医療サービスの向上に努めてまいります。何卒、宜しくお願い致します。
私は所沢市で生まれ育ち、大学病院では総合周産期センターで周産期医療を専門に経験を積みました。さらに、癌の治療や腹腔鏡手術にも関わり、医療の幅広い分野で活動してまいりました。2020年10月からは当院の副院長として、3年半にわたり貴重な経験を積んでまいりました。この期間は、地域医療の課題等に直面し、大学病院時代とは異なる視点から医療に携わり、日々学びの道を歩んでまいりました。
医療の世界は常に変化し、新しい知識や技術の習得が必要です。院長就任を機に、更なる精進を誓い、日々の診療に邁進してまいります。至らない点もあるかもしれませんが、幸いにも素晴らしい医師やスタッフに恵まれていると自負しております。小さなことから大きな悩みまで、どんなことでも遠慮なくご相談ください。患者さん一人ひとりの声に耳を傾け、皆さんの悩みや不安に真摯に向き合ってまいります。
また、何か不満やお気づきの点がございましたら、遠慮なくお知らせください。改善に全力で取り組んでまいります。患者さんやそのご家族、地域の方々との信頼関係を築きながら、より良い医療サービスの提供に努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。